妊活とは、妊娠に対する正しい知識を身につけることと、体の調子や生活スタイルを見直し、妊娠に向けて前向きに活動することを指します。
では、具体的にどのようなことを行えばよいのでしょうか。夫婦でできることをまとめました。
妊活を始める場合、まずは妊娠について、正しい知識を身につけることが大切です。
間違った知識を元に活動をしていても、思ったような効果が得られないですし、努力する方向がずれていると、貴重な時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
妊活はすぐに効果が出るというよりも、半年、一年と長い期間行うことが多いです。
正しい知識を元に、効果的な活動を、継続して行うことが大切です。
昔から、冷えは女性の大敵と言われています。
体が冷えると、血液の巡りが悪くなり、子宮などの内臓の機能や働きが下がってしまうのです。
内臓の機能を活発にさせるには、体を温め、血流を良くすることが基本です。
特に夏は、エアコンで体を冷やさないように気を付けることが大切です。
夏のオフィスは、女性にとっては寒いと感じる温度に設定されていることが多く、ほぼ1日中そこで座って過ごす女性には、体が冷えてしまい、体調を壊してしまったり、冷え性になってしまう場合もあります。
クーラーがかかりすぎている場所で長時間過ごす場合は、ひざ掛けをかける、体を温める作用がある下着を着用する、ほっかいろを使うなど、工夫が必要です。
夏ではありますが、冷房からの冷えを防ぐ方法として、ヒートテックを着用することもおすすめです。
冷えが慢性化してしまうと、妊娠しづらいことはもちろんのこと、妊娠してからも流産の危険性が高くなるというリスクがあります。
体を温めることは基本中の基本である、ということを覚えておきましょう。
妊娠をするためには、基礎体温を毎日図るようにします。
基礎体温専用の「婦人体温計」を利用すると良いでしょう。通常の体温計は0.1℃刻みですが、婦人体温計の場合は、0.01℃単位で測ることができます。
測り方の注意点は、5点あります。
- 起きてすぐ、布団の中で測る
- 舌の下側で測る
- 数分間しっかりと測る
- 毎日できるだけ同じ時間に起きて測る
- 測る前に、寝返りや伸びをしない
起きたすぐに、動かない状態で測れるように、体温計は枕元に用意しておきましょう。
また、基礎体温を計ったら、毎日記録を残し、グラフなどにしてみることをおすすめします。グラフ化すると、高温期と低温期の変化が良くわかり、排卵期が一目でわかりやすくなります。
食生活に気を付けて、栄養バランスの良い食事にする
妊活を成功させるためには、健康な体作りが大切です。心身共に健康になれば、おのずと妊娠しやすくなります。
健康な生活を送るためには、
- 食事を抜かず、3食きっちりと食べる
- 極端なダイエットをしない
- 食べすぎない
- 色々な種類のものを食べて、様々な栄養素をバランス良く摂取する
といったことが大切です。
特に、女性ホルモンのバランスを整える食べ物としては、
- 納豆や豆腐などの大豆製品
- アーモンドなどのナッツ類
- レバー
- カツオやウナギ、マグロなどの魚
が挙げられますので、意識して料理に取り入れると良いですね。
妊活に必要な栄養素を、簡単に一度に摂れる方法として「葉酸サプリを飲む」という方法も人気があります。
軽い運動をすると、血流が良くなり、体の冷えが改善されます。また、ストレス解消にもなりますので、体だけでなく、精神的にも明るく、元気になります。
このように、適度な運動をすることは、心と体の両方に良い効果をもたらすのです。
妊活は長期間に渡ることが多く、ストレスがたまったり、気持ちが落ち込んでしまうときもあるでしょう。
そのようなときに、適度な運動をすることで、ストレスが発散され、はつらつとした、明るい自分に戻れるきっかけにもなります。
健康な体と心のために、運動を是非取り入れてみましょう。
バランスの良い食事、適度な運動に加え、良質な睡眠をとることも、妊娠しやすい健康な体を作るためには欠かせません。
しっかりと寝て体を休めることで、疲労回復や病気の予防、美肌効果など、女性にとっては嬉しい効果もあります。
妊活はいつから行えばよいの?
妊活は、どのようなタイミングで行えば良いのでしょうか。
妊活は、「妊娠したい女性」だけのものと考えがちですが、実は、「今は望まないが、将来子供が欲しいと考えている女性」も、できるだけ早くから行っておいた方が良いと考えられています。
女性は、年齢とともに「妊娠しやすさ」が低下していきます。これは、細胞が徐々に老化していくからです。
特に、30代に入ると、妊娠のしやすさが徐々に低くなると言われており、「25~29歳」の女性よりも、「35~39歳」の方が、不妊症の割合が2倍以上になるという報告もあります。
いつか子供が欲しいと思っているのであれば、効果的なサプリを飲んで必要な栄養素を補うなど、「妊娠しやすい体」になるように意識しておくと、いざという時にも焦ることはありません。
妊活をするのに、早すぎるということはありません、妊活は、できるだけ早く始める方が良いのです。
目安としては、30代に入ったら、妊活を始める時期と言われています。まずは、葉酸サプリを飲むなどして、体の調子を整えていきましょう。
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